ヴィーガン食品

大豆ナゲットの実力!高タンパクでおいしい?(ALISHAN 有機ジャックの豆ミートナゲット)

ヴィーガンだって昔味わった美味しいものが食べたくなる。特に私の様な環境や健康を考えてヴィーガンになったような人は、元々肉料理や魚料理自体は大好きだったわけで、そういったものを食べたい欲望は無くなっているわけではない。

だから、たまに無性に肉料理が食べたくなる。

そんな時に登場するのが、もうだいぶ一般化されてきた感がある、「大豆ミート」である。

大豆を主原料にした植物性原料のみで作られた食感が肉に近い食材である。

近年様々な企業が開発し、大手の外食チェーン店でもちらほら見かける代物である。

これがあれば、お肉が食べたくなった時でも大丈夫なはず?

ということで、今回は大豆ミートを使った調理に挑戦してみた。

一口に大豆ミートと言っても様々な種類がある。そぼろ風やハンバーグ風等、調理に合わせて使用する物が変わってくる。今回は比較的にシンプルなチキンナゲットに焦点を当ててみた。

今回のターゲット

購入したものはこちら

アリサン 有機ジャックの豆ミートナゲット 

 

アリサンが運営しているECサイトTengu natural foodsでも購入できるが、私は今回もビオセボン 日本橋髙島屋S.C.店にて購入。1袋80g 税込324円

パッケージの裏を見ると原材料名の所に「有機大豆」のみの記載。

アリサンとは

オーガニック系のお店でよく見かけるこのパッケージ。読みずらいロゴだが「ALISAN」と記載されている。カタカナで「アリサン」と読む。私はてっきり海外のメーカーと思っていたが、実は日本の会社との事。1988年に埼玉県に居を構え、以降日本の食卓にオーガニックフードを届けている会社である。創始者はジャックとフェイの夫婦で、実際このパッケージにも載っている赤い家を埼玉県日高市に本当に建てて、そこで運営している。

パッケージの裏にジャックとフェイの画像が載っている。夫婦そろって仲がよさそう。

COOKING

パッケージの裏に作り方が書いてあるが、かなりラフである。

「柔らかくなるまでお湯に浸した後、豆ミートからお湯を軽く絞りだし、下味を付けてからお使いください」とある。

ムーン。いまいち想像が出来ない。

なのでググって他の人のレシピを検索した。

今回はヴィーガン再現レシピVIGAN INFINITYさんの大豆ミートで作るヴィーガンチキンナゲットの作り方を参考に調理した。

まずはお湯の張ったボールに乾燥したナゲットの元を出してみた。

10分くらい放置すると、柔らかうなってスポンジみたいになった。

レシピ通りお湯で何度か含ましてから絞りを繰り返し、豆臭さを取り除いてから、豆乳50㎖を投入。

ここで疑問なのだが、なぜ豆臭さを取り除いてから豆乳を投下するのだろうか?また豆臭くなるのでは?と思うが、書かれている通りに実行。

野菜ブイヨンは家にあった茅乃舎の野菜だしを使用。

それから小麦粉にまぶして

油で揚げる

鶏肉では無いので生焼けという概念はこの大豆ナゲットには無いとは思うがこんがり揚がったほうが見た目も食感も良くなると思ったので。オリーブオイルで180℃の温度で10分くらい揚げてみた。

こんがり揚がりました。

だいたい4cm×7cm厚さ1cm弱くらいのナゲットが15個出来た。

見た目は若干薄いチキンナゲットである。

食べた感想

早速お皿に盛りつけて、家にケチャップが無かったのでとりあえずそのまま実食。

味の感想はというと、チキンナゲットの感じはしなかった。下味を塩みを弱くしすぎた為かほぼ味はしなく、触感はチキンナゲットというよりも少し厚手の油揚げといった感じである。ナゲット中はスカスカでジューシー感からは程遠い。もしかしたら揚げ時間が長すぎて、中の水分が抜けてしまったのだろうか?

とりあえず自分で5個食べて、残りを何とか家族に食べてもらおうと思い少し工夫をした。

これをチキンナゲットというと多分ブーイングが出るので、少しリッチな油揚げとして取り扱ってみた。

茹でた菜の花と1㎝角程度にカットしたナゲットをマヨネーズで和えてみた。

こちらは子供にも妻にも好評だった。

歯ごたえはしっかりしているので、味付けでどうとでも挽回できることが分かった。

総評

久しぶりにチキンナゲットを食べるという当初の目的は、私の調理の腕も相まって叶わなかったが、別の切り口では高評価を得ることが出来た。

後ほど妻が酒の肴に残ったチキンナゲットをチリソースで食べてみたら、かなりイケると報告を貰った。「湯葉の揚げたものみたい」と感想をもらった。

確かに原料は湯葉と同じなので、そんな感じでこのナゲットも作られているかもしれない。

そして、ランチの時に私はこのナゲットを5つ食べたのだが、これが思った以上にお腹がいっぱいになる。これを食べすぎても太ることは無さそうだが、胃が苦しくなるので食べすぎに注意である。

調理の手間は少しかかるが、15個のチキンナゲットを324円でゲットできるのはかなりコスパが良いと思う。

なのでヴィーガンでなくても子供たちのおやつにも有効的だし、体の負担の少ないおつまみとしてもお勧めである。

私も家族からの評判が良かったので再チャレンジしてみる。今度はもっとジューシーに仕上げてみようと思う。

ABOUT ME
shimatori
愛知県の美術大学を卒業後、東京のデザイン事務所にてデザイナーとしてキャリアをスタート。 専業広告代理店に転職し、10年近く勤める。 その後、外資系メーカーに転職し今現在に至る。 東京在住。 2人の娘がいる。