環境に関する問題の認識が高まり、徐々にヴィーガン的な生き方が広まってきている昨今、一番そういった社会の変化が実感できるのが、大手チェーン店のメニューの変化である。
個人店のお店も大事だが、大手がこういった取り組みをしてくれることで、より社会に与えるインパクトは大きいように私は感じる。
そして何よりヴィーガンピープルとして、チェーン店にプラントベースフードがあると単純に生き安くなるのである。
なじみのない土地でご飯を食べないといけない時に、ヴィーガンな人はどうしても焦ってしまう。場所によっては食べられるお店が無いからだ。でもチェーン店がプラントベースフードをどんどん展開してくれたら、焦って一生懸命お店を探さなくても、食事にありつけると解っているので、とても安心できるのである。
そんな全国規模のチェーン店であるモスバーガーが提供するプラントベースバーガーを今回は紹介する。
今回はJR熊谷駅にあるモスバーガー店にお邪魔した。
モスバーガー 熊谷駅店
お店について
モスバーガーは店舗によってお店のクオリティに差があるように感じる。
私の住む東京都江東区のモスバーガーはちょっと古い店舗が多く、垢ぬけていないお店が多い。

一方、この熊谷駅店はとてもきれいで使いやすいお店である。
メニュー
沢山あるハンバーガーのメニューの中で、グリーンベースで大きめに上の方にあるプラントベースのバーガーを発見。


流石にハンバーガーだけではおなかが一杯にならないので、オニポテ・ドリンクセットにしてオーダー。
グリーンバーガー〈テリヤキ〉税込580円
オニポテ・ドリンクセットがプラス440円なので、今回は合計1,020円になった。ファーストフードでのランチとしてはやや高い。
ドリンクを先にもらって席で3,4分待つとバーガーがサーブされた。
食べた感想

バーガーとは別になってソースが付いてきている。
こちらはお好みでかけられるようになっている。


このソース、思ったよりも多く入っていて、7割くらいかけた段階で、もうバーガーがソースだらけになってしまった。
かけた感じはこんな感じ。

見かけ少し悪くなってしまったが、このままガブリと頬張った。
一見バーガーの厚みが凄くて口に入らなそうではあるが、バンズはとても柔らかく少しグッと手で押さえると、簡単に厚みを薄くすることが出来る。
「アマしょっぱくて美味しい」
これまでにも結構な数のヴィーガンバーガーを食べてきたが、テリヤキ味は初めてかもしれない。大豆ミートはそこまで肉感は無いが、ソースの甘じょっぱさとフレッシュなトマトとレタスが相まってとても新鮮なフレーバーが口の中いっぱいに広がる。
付属で付いていたソースの中に入っているマヨネーズが良い仕事をしているように感じる。家にある大豆マヨネーズよりもまろやかでクリーミーである。
うす緑色のバンズも柔らかくて美味しい。
全体をとおして
改めてほかのモスのメニューと比べてみると、値段が圧倒的に高いのがわかる。
同じテリヤキの「てりやきバーガー」が380円、モスバーガーで200円も価格が違う。モスバーガー内で一番値段の高いメニューである「スパダブルモスチーズ」というトッピングてんこ盛りのハンバーガーと同等の金額である。
この辺りは、まだまだ努力をして頂きたいところだと思う。プラントベースフードがもっと世の中に広がり、一般的になれば価格差は無くなっていくとおもう。
それまでは食べ続けて応援していきたい。
2022年の2月の段階で大手のハンバーガーチェーンでプラントベースバーガーを定番で販売しているのはモスバーガーだけである。フレッシュネスやロッテリアも大豆ミートを使った商品はあるが、それには卵や牛乳が使ている。ヴィーガンに向けて開発しているわけではない。
モスバーガーは今回のプラントベースバーガーだけでなく、低アレルゲン(7大アレルゲン食材を使わない)メニュー等も展開していて、ダイバーシティに向かって運営している会社の様に感じる。こういった企業がもっと求められて増えて行って欲しいと切に願う。
モスバーガー熊谷駅店
定休日 | 年中無休 |
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営業時間 |
平日:午前6:00~午後8:00
土曜日:午前8:00~午後8:00
日曜・祝日:午前8:00~午後8:00
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