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南インド食堂 Beans on Beans 【ヴィーガンメニュー有り】おすすめカレーショップ(神田)

インド料理と一口に言ってももちろん日本と同じように地域差がある。

インドについては超大きく分けると、北と南に分けることができる。北インド料理はナンを主食にしたものが多く、ガラムマサラ等のミックススパイスを豊富に使する。一方南インド料理は米を主食にしたものが多く、ココナッツミルクを多く使ったものや、のフルーツソースを使ったことが多い。なので、もともとは米食中心の辛いのが苦手な日本人には南インド料理と相性が良い。

また、ベジタリアンが多いのも南インドで、豆を中心にした菜食系のメニューを使った料理も多い。

今回は、そんな南インド料理を提供してくれるお店を紹介する。

JR総武本線、新日本橋駅から徒歩2分のところにある、雑居ビルの2階に位置するお店。

南インド食堂 Beans on Beans


商店街とまではいかないが、飲食店が所々ある路地の雑居ビルの2階にこの店がある。

メイン通りからは立て看板しか見ることができず、入り口がわからない。

通から少しビルの裏側のほうに路地を進むと入口を発見することができる。

この入り口を発見するのは少し難しい。

階段を上っていくとまたそこに入り口がある。

お店のドアを開くとそこはイメージして入れたよりも断然おしゃれでキレイな店内が広がっている。一般的にこういった雑居ビルの2階にあるインド料理店はそこまでおしゃれではなく、清潔感もそこそこといった感じだが、今回のこの店は内装も整っていて、清潔感がある。唯一残念な点としては、この内装には合わない大きなモニターが付いていて、そこでテレビが流れていることである。

店内

メニューはすべてセットになっていて

A~Cのカレーセット(付いてくるカレーの数orチキンの有無の違い)か定食、ビリヤニ(炊き込みご飯)かドーサ(クレープ)を選ぶようになっている。

カレーは別のメニュー表から選べるようになっている。今回は

以下の種類になっていた。

チキンキーマ、キノコとマトン(辛口)、魚のマイルドカレー、豆豆豆カレー

メニュー

この流れだと、「豆豆豆カレー」の一択だと思い、念のためお店のスタッフの方にヴィーガンである旨を伝えると、「サンバルとラッサムだね」と言われました。

どこにもその名前が記載されていないので、少し不安になり、「豆豆豆カレーは食べられるのか?」と伺うと、こちらはバターが使われているので難しいとの事。

なので、ここはスタッフの方の言うままに「サンバルとラッサム」をオーダーした。

どのコースになっているのか良く解らないままだったが、最終的に会計で950円を支払ったので、ランチBということが分かった。

Bセット 3種カレー 税込950円

メニューには載っていないサンバル、とラッサムが乗ったプレートが出てきた。

カレールーというよりかはカレースープの様な質感のカレーが小さいボウルに入っている。

あとで調べた分かったことだが、サンバルとは、南インド料理ではメジャーな豆と季節の野菜を煮込んだカレーの事。そしてラッサムとはトマトをベースとしたスープでタマリンド(果物)が入ったスパイシーなスープの事のようだ。

ライスはこれまで私が食べてきた中で一番細長いお米が使われていた。

白いパスタを細かくカットした物と言われても信じられるくらい細いお米である。

味はどちらも辛く、細いお米によくなじんで美味しい。

途中でなぜかラッサムが追加で席に届けられた。

どうやらこれでカレー3種という事でBセットという事のようだ。

メニューにはどこにも記載は無いが、どうやらお米はおかわり自由の様である。

メニューの注文方法が微妙だったので、自分のオーダーが何なのか解らなくなってしまったが、それ以外は特に問題なく、美味しくカレーを頂けた。南インド系なのでスープっぽいカレーだが、あまり甘くなく、比較的辛い部類に入ると思う。

個人的には店名にも入っている豆に特化したカレーを食べてみたかった。

特に、メニューに載っていた豆豆豆カレーの、豆×3のネーミングにはは中々に心が惹かれてしまう。今度誰かとこの店に行ったときに、相手に注文してもらって一口もらいたいくらいである。

そして地味なポイントだが、温かいお茶が無料で出てくるのがうれしかった。

お店は本当にきれいでおしゃれなので、お店の入り口は少し地味だが、デートにも使えるレベルだと感じた。

ABOUT ME
shimatori
愛知県の美術大学を卒業後、東京のデザイン事務所にてデザイナーとしてキャリアをスタート。 専業広告代理店に転職し、10年近く勤める。 その後、外資系メーカーに転職し今現在に至る。 東京在住。 2人の娘がいる。