最近カフェに行くと、大豆ミートを使ったメニューを見かけることが多くなった。一見こういった流れは環境や健康に向けた良い流れの様に見えるが、実際は近年の牛肉の高騰を受けての対応のように思われる。なぜならば、牛肉は使われていないが、乳製品や卵はしっかり使われているからである。そうしてもちろんヴィーガンには食べられない。
そんな中でも、オールプラントベースにこだわっているメニューを展開してくれる、ヴィーガンに優しいカフェチェーン店を今回紹介する。
タリーズ
今回は銀座西三越前駅直結のユニットの地下1階にあるお店に訪問した。
タリーズ元々は、アメリカのシアトルで生まれたコーヒーチェーン店である。一時はアメリカでもTOP3のシアトル系カフェとして名をはせていたが、今はもう倒産してアメリカでは店舗が無い。
ブランドライセンスを買い取って今も運営しているは日本と韓国だけである。
日本では伊藤園が出資して運営しており、全国で747店舗(2020年)展開している。

そんなタリーズ(タリーズコーヒージャパン)が環境の取り組みの一環として、力を入れているメニューが「プラントベースメニュー」である。

ラザニアプレートとタコライスに「Plant-based」の記載がある。
タコライスは結構ヴィーガン対応の物を見かけるが、ラザニアは珍しいので今回はラザニアを注文してみた。
野菜仕立てのラザニアプレート 税込968円
注文をすると飲み物と呼びベルが貰えた。

4,5分待つとベルが鳴ったのでカウンターまで受け取りに行く。
このあたりのサービスはスタバの方が良いように感じる。
ラザニアをカウンターで受け取って一番びっくりしたのは、何よりもラザニアのサイズである。
私はてっきり成人男性がランチで食べても問題が無いくらいの量だと思っていた。
しかし、お皿に乗っているラザニアはとても小さい。
縦8cm、横12cm厚さ1cmくらいの極小サイズなのである。
食べてみたら見た目よりもボリューム感があるかと思い、食べてみたら、見た目通りのボリュームで、全然足りない。このラザニアが3枚くらいお皿に無いと、普通のランチの量にならないくらいの量である。


味は美味しく、材料に枝豆が入っているのもユニークである。また、サラダのドレッシングもプラントベースのものになっていた。

内の4歳児でもこの量がお昼ご飯だと足りないと言って怒るレベルである。
これではおなかが一杯にならないので、追加でドーナツを注文。

ハニーウォルナッツドーナツ 税込275円
特定原材料に「小麦」の記載しかないのでOKと思って注文したが、よく考えたらはちみつが使われていることに、食べる寸前で気づいた。(ちなみに隣にあった「もち大麦とキヌアのシュガードーナツ」はプライスプレートに乳と卵のマークが入っている)
私は「はちみつ」に関しては特に意識していないので問題無いが、スタンダードなヴィーガンの方は食べられないメニューである。

大きい規模の飲食店がヴィーガンに対応したメニューを提供してくれることは大きく社会が変化している証拠であり、ヴィーガンの人がより生きやすくなるので、とても喜ばしい事である。しかし、あの量で1,000円近くの金額がかかるのは、中々難しい。味はとても美味しいので、味はそのままで、ボリュームアップをして頂きたい。