外食ではピザ、カレー、ハンバーガー等、一見ヴィーガンには遠そうなメニューも結構な数のお店がヴィーガン対応メニューを用意してくれている。そして意外と食べられないのが、定食系の日本食である。
「体が喜ぶちょっとぜいたくな定食」をコンセプトに、1汁3菜の日本オリエンテッドなメニュー構成をベースにした定食を提供してくれる食堂を今回は紹介する。
銀座線三越前駅直結コレド3の2階に入っている、ストレスフリーなロケーション。
カフェ&キッチンDO TABELUKA
一見フレンチみたいな取っ付きづらそうな感じがする店名だが、よく読むと日本語で「どう食べるか?」をローマ字表記しただけの名前である。
これを1階からエスカレーターでにかいに上がってUターンする形で店のほうに向かうとすぐに見つけることができる。
隣のアパレル雑貨ショップと合体しているようなデザインなので、一見どこからがカフェなのか分かりづらい。ただ全体が開けているのと、暖簾をくぐるとすぐカウンターやテーブルが並んでいるので、特に支障はきたさない。
白を基調としたシンプルな店内。
レイアウトはL字になっていて、入り口から見た雰囲気よりも中は意外と広い。窓際の席が多くある。ただ窓の外を見てもコレド2が見えるだけで、そこまで景色が良いわけではない。
メニューはすべて定食で、1汁3菜で構成されている。そして大体いつも4つか5つの種類がある。すべてのメニューがこだわりのある食材で構成されている。
季節によってメニューが変わっているが常にそのうちの1つはヴィーガン用の定食になっている。
今回のメニューではゆりねの飛竜頭がヴィーガン用である。
■メニュー
大豆屋さんの豆腐と薄味で見たにんじんや欲しいだけ百合根を頑張る気にしたものがメイン。
そのがんもどきのつなぎに大和芋を使っているとの事。出汁も干し椎茸と昆布だけでできており完全にヴィーガン対応になっている。
ゆりねの飛竜頭 税込金額1,250円
ほくほくで温かいがんもどきは柔らかくてとてもおいしい。百合子が中からコロコロ出てきて、普通のがんもどきよりも食べ応えがある。
副菜についてきたカブの和風マリネみたいなものがとてもおいしかった。
メインディッシュががんもどきなのに、小さな冷奴が付いてくるのが少し残念。もう少し構成を考えて欲しい。
また、サラダはあくまでもサイドな感じで、葉っぱのみが入っている感じである。そしてなめこの入った味噌汁も素材にこだわっている感はあるが、特質すべきところはない。
素材にこだわった優しい和風料理なので、ヴィーガン以外の方とでも一緒に行きやすい定食屋さんである。
今回は、冬に来店したのでがんもどきがメインディッシュであったが、夏の時はテンペを使った野菜炒めでした。
私は白米も少し控えているので、いつも限定30色の酵素玄米のほうに変更している(+ 100円)。